これまでご要望の多かった人物画作品のみをまとめた画集が完成いたしました。1995年から2020年までの作品に、貴重な10代の頃のデッサンを加え、140点以上の作品を厳選して収録しました。
この度クリロンワークショップ出版で発刊される人物作品をまとめた画集は、我が作家人生において絵画求道の途中振り返り、そして原点への再確認を示唆する重要なターニングポイントとなりました。
日本に初めて足を踏み入れたのは30年前。
ちょうどその頃中国で起きた改革解放の波は、人生を変えた大きな出来事になりました。
言葉の壁や理想と現実の段差に苦悩しながらも一生懸命前向きに全力で奮闘してきました。
絵を描く時の孤独な作業では常に人生について考えさせられます。自分は何を目指して何処へ行くのかをテーマに人物作品を描き続けました。人生は一つの旅である。
自分は旅人の一人であるからこそ、その喜怒哀楽、何来何去(何処から来て、何処へ行くのか?)を考え、作品に表現してきました。今日のコロナ禍に翻弄された世界に向け、人間像をどう描き表現するのかが新たなテーマです。
1964年 中国上海市生まれ
1985年 上海紡績工業専科学校(現 東華大学)美術科卒業
1987年 上海交通大学芸術進修班終了
1995年 武蔵野美術大学卒業
1997年 武蔵野美術大学大学院造形研究科卒業
現在 日本在住、オーストラリア国籍
日本美術家連盟会員
日本の公募展、海外のコンクールなどで多数受賞、世界各地でスケッチ旅行。
日本を中心に中国やオーストラリアなどで活動。
クリロン化成株式会社の社外交流窓口クリロンワークショップのアートスペース。アーティスト蔡國華とのコラボレーションによる制作の場として蔡國華作品の展示会、画集・グッズ販売を行っています。
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